オウンドメディアを運営し始める前に知っておきたい8つのこと

ホームページの制作会社やwebコンサルティングの方に「これからはオウンドメディアの時代ッスよ!自社でブログを運営してユーザーに情報を発信しないとダメッスよ!」とそそのかされて「お、そうなの?じゃあやってみようかな?」などと能天気に考えていないでしょうか?

オウンドメディアとは自社のホームページなどにブログを併設して、情報を発信していくマーケティング手法の一つです。
オウンドメディアを有効に使えば検索エンジンやSNSから自社ホームページへのアクセスを促し、PRしていくことが可能です。

実は私も「これからはオウンドメディアの時代ッスよ!」とは思っています
が、オウンドメディアを運営するにあたって知っておくべきことがいくつかあります。
これを分かっていなければオウンドメディアを運営する手間(人件費)だけが掛かって、結局なんの成果も上げられなかったという状態になる可能性が高くなります。
というか知らなければほぼ失敗します。

ではそうならないためにどのようにオウンドメディアを運営するのか、或いは本当にオウンドメディアを運営することが理に適っているのかを検討していきましょう。

 

1.効果が出るのは数か月後

毎日一生懸命ブログを更新してもしばらくは全くアクセスがない状態が続きます。
「オウンドメディアじゃぁ!これでホームページにいっぱい人が来てウハウハじゃぁ!」みたいなことは起きません。予めご了承ください。

オウンドメディアを露出させるためには検索エンジン(Google)に評価され、検索結果で上位に表示されるようになる必要があります。
この「評価される」ようになるのに非常に時間が掛かります。

ざっくり半年くらいは評価されないと思いましょう。
アクセスがなくても気にしないという姿勢が大切です。
人によってはアクセス解析も見ないほうが良いと言いますね。
心が折れますので。

FacebookやTwitterなどのSNSで広くシェアされれば大きなアクセスを集めることができますが、こちらもそう簡単に狙ってできるものではありません。
宝くじのようなものだと思って一旦頭の隅っこにおいておきましょう。

 

2.効果が出るかは不明瞭 パフォーマンスは相対評価

半年間黙々とブログの更新のためにキーボードを打ち込み続けても効果が出る保証はありません
検索結果の順位は相対評価です。
競合他社に素晴らしいサイトや、すごく力を入れたオウンドメディアがたくさんあれば、あなたのサイトはいつまでたっても上位に表示されるようにはならないかも知れません。

例えばホームページの制作会社は自社でブログを更新しているところが沢山あります。
そんな中で制作会社のホームページを「地名+ホームページ制作」などのキーワードで上位に表示させることは難易度が高いと言えます。

逆に、競合他社が全くいないニッチなジャンルであればさほど力を入れなくても上位に表示される可能性は十分にあります。

 

3.見えにくいがきっちり掛かっている人件費

オウンドメディアをやるとなると新たに従業員を雇うのではなく、今いる従業員で更新していくケースがほどんどだと思います。

一見お金が掛かっていないように見えるのですが、実際は従業員さんのお給料分の費用がきっちり掛かっています
ブログを1記事更新するのに1時間かかるなら3,000~5,000円程度のお金は掛かっているということは必ず念頭に置く必要があります。

ed7ee0548bc78d1dd2759cc335fe2271_s

 

4.ランチに何を食べたかなんてどうでもいい

安易にブログを初めた会社に多いのが「今日はパスタを食べました。美味しかったです。」といった小学生の夏休みの絵日記的なブログです。
投稿者が芸能人でもない限りそんな情報は必要ありません。
サイトの訪問ユーザーはあなたが何を食べたかなんて興味ありません

ゴミです。バッサリ(白目)

ameneko8474_tp_v

 

5.ついでに言うと商品のPRも割とどうでもいい

ついやってしまいがちなのが自社商品のゴリ押しRPです。
「うちの商品こんなのがあるんですよ!ここがこんなに良いんですよ!どう!?どう!?買って!?ねぇ買ってよ!?」みたいな記事ばっかり投稿していると、これまた訪問ユーザーからそっぽを向かれます。
SNSで投稿しても「どうせこの人は商品の紹介だから…」と読んでも貰えなくなります

ある程度は自社の商品の紹介やしょうもない記事があってもいいのですが、毎回そればっかりだと…

ゴミです。バッサリ(白目)

mok_akubisurunyanko_tp_v

 

6.必要なのは役立つ情報か突き抜けた個性

結局のところネットユーザーが求めているのは悩みを解決してくれる役立つ情報や、心から笑ったり共感できたりする突き抜けた個性だったりします。
Googleは検索ユーザーに役立つ情報を検索結果の上位へ表示します。
ネットユーザーは面白いものや共感(反感も含む)できるものをSNSでシェアします。
中途半端なものや工夫や面白味のないものはいつまでたっても誰の目にも触れないというのが最近のインターネットの傾向です。

実際オウンドメディア(またはサイト)で成果を上げているサイトをいくつかご紹介します。
ここまでのクオリティを出すのは非常に難しい(多分普通の企業では無理)ですが、方向性としてはこのような内容でブログを更新していくと効果が出やすいはずです。

役立つ情報系

ナースが教える仕事術

こちらは京都の株式会社ウェブライダーさんが運営しているサイトです。
様々な病状に合わせて対策などが説明されている情報サイトです。
わずか60記事で月間約200万PV(ページビュー)という驚異的な数値をたたき出したお化けサイトです。
事細かに情報が載っていて、医療系の情報サイトでありながら、素人が読んでも分かり易い文章で丁寧に説明されています。

LIG

こちらは東京のホームページ制作会社の株式会社LIGさんのサイトです。
ウェブ制作の技術的な情報からマーケティングに関する情報、しょーもない悪ふざけの記事まで幅広く情報を公開しています。

私自身LIGさんの公開している情報には何度も助けられており、オウンドメディアの鏡のようなサイトだと感じています。

突き抜けた個性系

眞踏珈琲店公式

とある喫茶店の運用しているTwitterアカウントです。
圧倒的な勢いと狂気に満ちたツイートで支持されています。
「この面白ツイートはどんな人がしているんだろう?」という興味を持ったお客さんがお店を訪れてくれるそうです。

バカ株

こちらは面白コンテンツで一気にサイトの認知を高めることを得意としている東京のホームページ制作会社、株式会社バーグハンバーグバーグの制作したPRサイトです。
笑いを取ることでSNSで広く拡散されることを狙ってコンテンツが作られています。

ちょっとこれはマネできませんね…。

 

7.心が折れたら全部パァ 始めると決めたら続ける

ホームページを公開して、初めの3か月は一生懸命ブログを更新してみたけど効果が出ないから辞めてしまったという会社をいくつも見てきました
そうなるとそこまで掛けた人件費は完全に無駄になってしまいます。
一度オウンドメディアをやると決めたら歯を食いしばって成果が出るまで走り抜けましょう!

 

8.上手く運営できれば見返りは大きい

ここまで散々オウンドメディアの難しさを説明してきました。
そろそろ「あ、やっぱ辞めとこう。」という考えになってきたでしょうか?

それでもオウンドメディアが流行っているのはやはり上手くいった時の見返りが大きいからです。
(もちろんどのくらい大変なのか知らずになんとなく始めている企業も多いですが…)
一度軌道に乗ってしまえば数千~数万という膨大な量のアクセスを呼び込むことも可能になります。
良いコンテンツを作ることができ、検索結果で上位表示できればそれこそまさに「24時間働き続ける営業マン!」という胡散臭いセールストークが現実となります!
例えば「ダイエット サプリ」などのキーワードで上位表示ができれば月間ウンビャクマンエンといった規模で商品が売れるそうです。(←すいません、これに関しては私が経験したワケではないので、確証はありません。)
このメリットを享受するためなら茨の道も我慢して歩めるというものですね。

 

9.状況によってはweb広告の方が効率が良い

オウンドメディアには良い部分・悪い部分があることをご理解いただけたかと思います。
ここまで読んで無理だと思ったら「辞めとく!」という判断をすることも大切だと思います。

優良な見込み客にアピールをしたのであれば無理にオウンドメディアでなくとも、ウェブ広告でPRすることは可能です。
ウェブ広告はオウンドメディアのように膨大なアクセスを集めることはできませんが、特定の属性(男性・40代・東京など)にのみ広告を見せることで効率よく見込み客をサイトへ誘導したりすることが可能です。
しかもウェブ広告はオウンドメディアと違い広告を出稿すればすぐにアクセスを集めることが可能です。

オウンドメディアの運営が難しいと判断した場合はウェブ広告を試してみるのも効果的な代替案です。

ウェブ広告に関してはこちらの記事で詳しく書きましたの参考にしてみてください。

参考:ウェブ広告を使って効率的な集客を!

 

オウンドメディアはがっつりと取り組む覚悟を決めてから運営を開始しよう!

という訳で、オウンドメディアの運営は「虎穴に入らざれば虎子を得ず」といったことわざがぴったりですね!

オウンドメディアの運営にあたり、とにかく避けたいのは安易に始めて中途半端で辞めてしまうことです。
競合他社のサイトのクオリティ・自社でブログが掛けそうな人がいるか・運営の費用は捻出できるかなど、事前にしっかりと検討してください。

やると決めたら中途半場で辞める選択肢は選ばないで済むよう駆け抜けましょう!

関連記事

もし私がweb屋でないとしたら、ホームページ製作をお願いしたい会社5選!

自動で日付を更新するphpを記述する

ホームページで使う写真素材に困ったら使うフリー素材サイト

岡山ウェブクリエイターズへ参加♪テーマは「レスポンシブWebデザイン 現場のメソ...

商品の特徴に合わせてSNSを使い分けて効果的なPRを!

wix

制作ツールを活用して自社でホームページ作成する時のポイント